令和4年度の干し柿の販売を終了します(>_<)
令和4年度の「干し柿」全ての販売を終了いたします。 それに伴い、「紅日和」の販売も終了します。 また令和5年1…
蔵王に初雪がふる頃、里のあちこちで鮮やかな紅に色づく紅柿の木。
当園は紅柿発祥の地といわれるかみのやまに根ざし、古くから紅柿を育て、ほし柿としてきました。
その美味しさは江戸時代に、かみのやま名産として認められ、当時のお殿様にもお褒め頂いたほど。
紅柿を一つ一つ丹精込めて手づくりとするのは、
美味しさとともに、心温まる記憶も。との想いから。
そんな想いに 『 紅日和 』 と名付け、お届けしています。
かみのやま発祥とされる紅柿。
渋柿の中でも特に渋の強い紅柿は、ほし柿作りにとって非常に最適と言われます。
それは、渋のもととなる、シブオールというタンニンを多く含んでいるから。
このシブオール。柿を干すことで水溶性から不溶性となり、渋さを感じなくなり、さらに水分が抜けていくことで甘みをどんどん高めていきます。
柿の渋が強ければ強いほど、ほし柿は甘くなる。
その証拠は、ほし柿の表面に吹いた白い粉。
砂糖の1.5倍ともいわれる甘みの証拠です。
松田農園では代々、紅柿をほし柿専用に、自家栽培で手間ひまをかけ育てています。
美味しいほし柿は、柿づくりから生まれる。
私たちはそう考えています。
今から300年ほど前、ほし柿は干した縄と一緒に売られていました。
当時は大変珍しく、「人を束ねる」「金をかき集める」と言った縁起物として好まれ、暮れの贈答品として非常に珍重されたようです。
今では、全国的にも、かみのやま地域でも干し柿を束ねて販売するところは少なくなりましたが、松田農園では、古くから受け継がれる技法を用い、干し柿を連ね束ねた“吊るし”という形でお届けしております。
一本の紐に全ての干し柿が連なり、縁起物として今の時代でも喜ばれる贈り物として多くの方にお求めいただいております。
暮れの贈答(歳暮)やご挨拶に。大切な方への贈り物へ。年始やお祝いの席に。
美味しさとともに、喜びもお届けできる干し柿です。
通常のほし柿づくりでは、国産・輸入品を問わず、カビ予防と色合いをつけるために硫黄燻製を行います。
ドライフルーツやほし柿を召し上がった際、匂いやクセのある味はこの残留物である二酸化硫黄のせいといわれます。
松田農園のつくるほし柿は、硫黄燻製を一切おこなっておりません。乾燥工程でカビを防ぐ安全安心な無添加のほし柿。
味わいも匂いも自然のもの、色合いも自然本来のほし柿です。
かみのやまは山形県南東部に位置し、冬になると蔵王山から吹き下ろす「蔵王おろし」が地域を通り抜けます。
ほし柿はこの冷たく乾燥した「蔵王おろし」に約2週間さらし、屋内で練炭を使って更に乾燥させます。
ひとつひとつ丹念に、育成から収穫、皮むき、製品化まですべて人の手で300年間変わらない手法で作られています。
幾重にも手間をかけて作り上げた紅ほし柿のなかでも、粒よりなものを選び抜き、塩漬けのしそで包み、さらに上品な美味しさとしたのが「紅日和」。
柿農家に伝わる伝統製法で、時と手間ひまをかけて作りました。紅に色づく秋の情景に思いを馳せて頂ければ。
そんな思いを込めて名付けたこの逸品は、紅ほし柿のやさしい甘みに、しそのほのかな香りをお楽しみ頂けます。
平成28年度 やまがた食品コンクール 特別賞(おいしい山形賞)受賞
住所 | 山形県上山市川口53−1 |
電話番号 | 023−672−3675 |
定休日 | 不定休 |
営業時間 | 10:00~17:00 |